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2009年9月

林檎

セザンヌのえにもうひとつのせようか りんご

セザンヌの「リンゴとオレンジ」
何故か好きな絵です。



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赤のまま

べそかいて ははおうこみちあかのまま

「赤まんま」の名で親しまれるこの草の本名は「犬蓼」
昔よくままごとなどに使って遊びました。
通常赤まんまと呼ばれるのは、コンパクトで丈も低い下の写真の方ですね。
上のは多分大犬蓼だと思います。花の色がちょっと薄め。
白花もあるようです。
さらに大きなオオケタデというのもあり、そちらの花は濃い赤紫だとのこと。

赤まんま、という名を口にするとき、
思いはどうしても子供の頃にさかのぼってしまうようです。




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杜鵑草

まよなかに とんでいるでしょほととぎす


鳥のホトトギスは、今ごろどこにいるのかな・・・




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蛇穴に入る

ざんぞうは ひのせいがいはへびあなに

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台風過

たいふうか かがやけるもののにみちて





今日9月26日は「台風の特異日」であるそうです。
1954年洞爺丸台風、58年狩野川台風、59年伊勢湾台風と、
過去に大きな被害を出した大型台風がこの日に集中したためですが、
最近は気象が変化したのか、以前より台風上陸は少ないようですね。
今年の今日も台風の影響は無く、穏やかな秋日和となっています。



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稲雀2

くちずさむ あんじゅこいしやいなすずめ


安寿恋しやほうやれほ
厨子王恋しやほうやれほ
鳥も生あるものなれば
疾う疾う逃げよ追はずとも

(安寿と厨子王より)

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稲雀

稲雀右往左往の賑やかさ

いなすずめ うおうさおうのにぎやかさ

・・・だったのですが、雀の写真は撮れませんでした・・・(涙)



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お萩餅

ははのあじ つたえるこはなしおはぎもち


息子が来るというので久しぶりにおはぎを作りました。
無意識に作っていて、いつも出来上がりは母の作ってくれたおはぎと全く同じ味。
不思議なくらいです。
ただし今回はもち米に、いつもご飯に入れているもちあわやもちきびなどをブレンド。
ぷちぷちした食感が良いです。

私には娘がいないのでこの味をついでくれる人はないんだ・・と思うと
少々淋しいですね~weep


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秋蝶

あきちょうの かげほろほろといしをこえ


見かけるのは小さなしじみ蝶ばかりになってきました。




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露の世

つゆのよの まがときぎんざよんちょうめ




どうもイカン。
「露の世」という古風な季語が、
現代の大都会に合い過ぎる・・・。(-_-;)



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栗拾い

縄文の風の音聴く栗拾い

じょうもんのかぜのおときく くりひろい


そういえば今年はまだ栗ご飯食べてない・・・
おこわにしても美味しいですよね♪



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獺祭忌

ひきだしに ふりしぼくじゅうだっさいき


今日19日は正岡子規の忌日(1902年)
獺祭忌の獺はカワウソのことで、カワウソが獲った魚を並べてから食べる習性があることから、転じて「書物の散らかるさま」という意味になるそうです。
子規は病床の周りに本や資料をカワウソの獲った魚のように並べて、俳句や短歌、随筆などを亡くなるまで書き続けたのでしょうか。

子規には「墨汁一滴」という随筆があります。
これを借りて、若き日の石森章太郎がマンガ同人誌に同じ名をつけていました。
私なども昔はよく墨汁でマンガ描きのまねごとをしていたものです。
確か家人の部屋に墨汁があったはず・・とさがしてみたら、出てきたのは墨汁ならぬ「書道液」
書道液っていうのも何だかなあ・・の名前ですね。
墨汁はもう存在していないのかしら?



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色鳥

いろどりや ひなたのははのひざにこよ





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悪なすび

わるなすび うつむいたってだめですよ

トゲがあって毒があってそのうえ除草剤も効かず、
トラクターで轢いてもかえって増殖する・・って植物界のゾンビか!?
これでは嫌われるのも無理ないけど。
英語でも「悪魔のトマト」なんて名前だそうです。

でも花は可憐でけっこう好きなんだけどな。
ずばり「ワル」なんてちょっとかわいそう・・・。

(悪なすびは季語には入ってないようです)

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案山子

つきのよの かかしさびしきとおせんぼ

当地には何故か美人の!?案山子が多いのです。
このヒト↓なんてはっきり言ってコワイです。( ̄。 ̄;)

Kakasi5



























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瓢箪

添ひ遂げるをとこはひとり種ふくべ

そいとげるおとこはひとりたねふくべ


あのう・・深い意味はないので
つ、突っ込まないでね・・(;^_^A

瓢箪(ひょうたん、ひさご、ふくべ)など色々な読み方が。
「宝のひょうたん」なんて昔話もありました。
お酒を詰めると呑んでも呑んでも減らない、という話でしたっけ?

このごろではめったにお目にかかれませんが、
ちょっとユーモラスで心なごむ瓢箪です。



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曼珠沙華

Higanjizou3































あかというやみもあるらしまんじゅしゃげ




場所によっては何だかこわい彼岸花・・・・・・


今朝の某新聞に、彼岸花が咲いたニュースが載っていましたが、
「かれんな赤い花が一面に広がって・・」と書かれていて仰天。
「かれん」ですか?彼岸花が?

花を表現するのに「かれん」しか知らないんじゃないのと言いたくなる。
幾多のミステリアスな別名を持つ彼岸花にも失礼でしょうが。 (ー"ー )

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酔芙蓉

酔芙蓉酔ふに酔はれぬ昼の雨

すいふよう ようによわれぬひるのあめ


雨降りだった午後3時の酔芙蓉。
全然酔えません。
天気が良ければ↓こんな風にもうかなり赤くなってるはずなんですけどね。

Suifuyo2



















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猫じゃらし


ねこじやらしだれもあそんでくれないの

Enokoro_2 

























写真は去年、東京都内。
児童公園なのに誰も遊びに来ないのかしらね・・・・。



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秋の風

Mitukosireo2_2 




























なにおもう みつこしライオンあきのかぜ




銀座4丁目店のライオンさん。
日本橋店は2頭いましたっけ?

このライオンの元となったロンドン・トラファルガー広場のライオンは
この何倍も大きいんですよね。



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マスカット

マスカット秋のしづくのかたちして

マスカットあきのしずくのかたちして



ぶどうの美味しい季節になりました。
巨峰、甲斐路、マスカット、最近は大粒なものが主流みたい。
本当にしずく型をしているのは、ロザリオとかいう種類だったような。



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寂光

寂光を眼にばつた番ひけり

じゃっこうをまなこにばったつがいけり




つまみあげても離れないバッタのカップル。(家人の手の上です)
草の中に戻す前に失礼してパチリ。

これは殿さまバッタかな?
後ろ肢が鮮やかな紅色をしているけど。



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秋の薔薇

秋の薔薇とすれ違ひて振り向かず

あきのばらとすれちがいてふりむかず


まあ屈折した思いがあるわけです。
薔薇にはいろいろと。(;^_^A

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種を採る

からからと鞘のもろさよ種を採る

からからとさやのもろさよたねをとる


台所の窓に這わせた風船葛。だいぶ茶色になってきました。
これも実は去年のこぼれ種が成長したもの。
同じくこぼれ種で這い上がってきた朝顔も加わって混線中。
なので来年もそこらに出てきた若苗を移植すればいいかなと。(かくもズボラな人間です)

それにしても風船葛の種って可愛いですよね。






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秋意

さざめきに秋意忍びて夜のカフェ

さざめきにしゅういしのびてよるのカフェ


「愁思」とも違う「秋意」は微妙な季語ですね。
写真はCafe comme ca  のいちじくのタルト。
すごく美味しいのですが、
最近上に乗る果物のボリュームが減ったような・・・。(-_-;)


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無花果

無花果は花のむくろの味がする

いちじくはなのむくろのあじがする

幽閉され、切った時初めて日の目をみるのがいちじくの花。
甘い香りが切ないような。


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夕顔

ゆうがおのみのだつりょくをあいすべし



去年このサイトのある方から夕顔のレシピをおそわり、
すっかりはまってしまいました。
夕顔の実を薄く切って油で炒め、
少量の砂糖とお酒、それにしょうゆで味付けしたシンプルな「夕顔のけんちん」
これが美味しいのなんのって。
わが町のJAにもあったので、家人の呆れ顔をよそに夏中食べ続けました。

困るのはとにかくドテーっとでかい!
うちは2人しかいないというのに。
これは長い形の夕顔ですが、
かんぴょうにする丸型のはもっと大きいそうです。

夕顔の花って見たことないのです。(ヨルガオは家にありますが)
来年苗買っちゃおうかな・・・と思案中。

「夕顔」は夏の季語ですが実のほうは秋なんですね。



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仙人草

せんにんそう おのがしろさにけぶりつつ



何故か季語に入っていない仙人草。
かなり広範囲で普通に見られる花だと思うのですが。
これは去年、某所で滝のような迫力で咲いていた仙人草。
この後バッサリ伐られ、今年は全く咲いていませんでした。(-_-;)

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いなびかり

あいびきのよいんのごとくいなびかり



写真はフリー素材をお借りしました。
雷の写真、撮れるようになりたいものです。



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夢二忌

夢二の忌手折る野菊の繊きこと

ゆめじのき たおるのぎくのほそきこと


遊子さんのブログで今日が夢二の忌日だったことを思い出したので私も一句。
夢二の絵ってどうしてこんなに長いこと、人々の心をとらえ続けるのでしょうね。
美人画はもちろんですが、私の好きなのは当時の子供雑誌に描かれた児童向けの挿絵や絵本の装丁画。
童心を失わなかった夢二の郷愁と、子供たちへの温かい眼差しが感じられます。

Yumeji

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