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2015年8月15日 (土)

蟋蟀


Koorogihoseimoji

ちちろなく ひとしめつせしそのよるも

☆俳句ポスト「蟋蟀」  人選☆

芭蕉の句に「むざんやな甲の下のきりぎりす」がありますね。
ある武将の遺品の兜に寄せた鎮魂の句ということ。
この無常感は何とも言いがたい。
きりぎりすとありますが、昔はコオロギのことをそう呼んだそうです。

私はずっと、この句は戦場で詠まれたのかと思っていました。
合戦が終ったあと、死んでいった夥しい兵たちがうち捨てられた地に、
何事もなかったようにコオロギが鳴いている、みたいな。
兜の下はもしかしたら白骨で、その眼窩にコオロギが佇んでいる、というイメージ。

それは昔の話だけれど、いつか未来、人類が死に絶えた世界でもコオロギが鳴いているかもしれません。
その静かな光景、想像しても怖くはないんですよね、むしろほっとするような。
出来れば恐竜絶滅の時みたいに劇的な破壊で一瞬にして滅びるのではなく、
徐々にフェイドアウトするみたいに滅びたらいいな・・なんて思っています。
ああコオロギの声が聞こえるなあ・・なんて思いながら。



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